沖縄移住?

磯崎さんが沖縄に移られた(る?)そうである。かねてからそういうプランであることは人づてに知っていたので驚きではなし、偉大すぎて、そういうライフスタイルを参考にするも、しないもない。・・・のではあるが。

そこでいつもどおり、磯崎新という建築家はなにものであるか、というようなことを自問自答する。

最近の愚説は、磯崎さんは、20世期初頭のアヴァン=ギャルドとの身体的親近感がある最後の?世代なのではないか、というもの。幼少期の体験、中国大陸での生活などから、1930年代にアヴァン=ギャルドの残像がのこっていた中国大陸のどこかで、そのなにかを吸収していたのかもしれない。

そのことは1960年代のラディカルとの、両義的な(親近性もあるし非接続もある)関係となっているような気がする。

藤森さんとの茶室論対談においても、徹底して大陸から日本をみる視線の方向性は、そのように考えればまったく納得できる。沖縄からとなれば、ますます日本を客観的かつ俯瞰的に批評するようなこととなるかもしれない。

まだまだご活躍されることは疑わないが、話題提供、しゃれで張り合うことにして、ぼくはぼくで理想の隠居生活について構想を練ることにしよう!