2014-02-01から1ヶ月間の記事一覧

山本理顕『個人と国家の<間>を設計せよ』第二章 労働者住宅

大学に、岩波書店『思想』2月号のコピーが届いていた。 1月号につづいてである。山本理顕さんからじきじきにとなると、背筋は伸びる。時期も時期、レポート試験を課されたような気分にもなる。いや、まさにそう思ってみるべきなのであろう。 この月刊誌の…

鈴木博之先生

去ってしまった彼について考える。 彼が教授に昇任したとき、助手であったぼくはまったく純朴に「おめでとうございます」と申し上げた。彼は黙って笑っていた。 彼はコミットメントする建築史家であった。それが本質であった。それ以外にはない。建築史は、…