2012-05-01から1ヶ月間の記事一覧

Born to be wild

しっかりゼミをやったあと、学生といっしょに《イージーライダー》を鑑賞した。 アメリカ60年代のコミュニティ運動に関連したことをやっている学生がいるのだが、なにしろ学生にとっては生まれる30年もまえのことだから、感覚がない。そこで時代感覚を養う…

中沢新一『建築の大転換』など

ぼくは中沢新一の本はけっこう読んでいたつもりであった。でも最近になって必要ができて再読しようとすると、初期のもの以外はほとんど読んでいないことに気がついた。書評やなんかの話題で接していただけなのに、読んだつもりになってしまう。そういうすご…

豊川斎赫『群像としての丹下研究室』

オーム社よりいただきました。ありがとうございます。 さっそく一読した。建築雑誌2011年2月号に書いた拙論『国家のアイコンをめぐって----折衷主義・純粋美学・弁証法』を思い出した。国家を代理代表する建築として、日本では、鹿鳴館的な折衷主義、「日本…