年度がかわる

卒業式。学科長なので祝辞をいい、卒業証書をひとりひとりに手渡す。ひとりひとりに、思い出せるかぎり、短いメッセージをいう。ひとりひとりの4年間にはそれぞれ「かけがえのなさ」がある。

謝恩会の二次会で、教員だけでワインをいただく。

人事異動。学科からの転出はひとり。律儀に31日の便で異動ということのようだ。転入もひとり。やはり31日。たぶん新幹線と飛行機。日本列島のどこかで、おたがいに知らないまま、交差していたのであろう。などと妄想する。新歓コンパの式次第を考えたり、学生気分だね。

同31日、博士論文の公聴会。オーソドックスだが、領域横断的でもあるという面白いテーマ。研究そのものは、ご指導もしっかりしており、文句のつけようもない、ただ広い、高い文脈にひきだして、いわゆる大所高所から論じてみるというのが招待された副査の仕事とこころえる。いかに高い次元に引き上げて賞賛するかでこちらの見識が見られる。かえりしな、他大学の先生方3人と世間話。

やはり31日。自宅マンションの30メートル先にコンビニ開店。すでに徒歩圏には4店のコンビニがあるのだが、この至近距離は感動的。

4月1日、新任の先生とお話しをする。これは単純な欠員補充ではなく、大学、学科などの戦略から決めた人事である。人の特性を最大限にいかすことで、組織もいかされる。ぼくなりの信念である。

2日。晴れ。ひさしぶりに浜辺をジョギングする。桜咲く。ビーチバレーをしている。日光浴をしている。砂浜。時間は強制的に?ゆっくり流れている。天が許したことにして、夕方からビール。なにか音楽を、ということで、ふと思い出し、高中正義《虹伝説》。35年ぶり・・・・。