キャンパスめぐりの1日

総合大学なのでキャンパスがいくつかある。

いちども立ち寄ったことのないものもある。しかし今日は3キャンパスをハシゴした。

まずHキャンパスでは、委員会に出席してメモをとった。ここは移転作業が進んでおり、空がやけに広い。こちらに赴任したて、街中で車を転がしていると、夏、暑く、窓からの風がここちよい刹那、なんかカリフォルニアみたいだなあ、と思ったことを思い出す。

つぎの50分移動してOキャンパスにゆき、そこで打合せをし、書類を作成し押印し、電話をとって、事務に書類を渡した。自分の部屋があるところだが、長居したことがないのは問題である。

さらにIキャンパスまで1時間15分移動して授業をした。1年生むけの導入科目である。この人達が卒業か修了するころ、ぼくも大学を去るのだなあと思うと、若い人びとがいとおしくなる(年寄りは勝手な感慨にふけるものである)。きみたち、大学にはいったというのは手段にすぎない、業界にはいるという意思をもて、などと檄をとばす。この手の言葉はほとんど馬耳東風なのではあるが。

ちなみに丹下健三を語った。この建築家を知っているか、ときいたが、誰もしらなかった。

そういうことも超越して、読書をつづける。内藤廣が設計した講堂が目の前にあるがそれもいちどもよったこともなく、今日もパスする。ここ一週間、持病の自律神経失調症に悩んだが、恒例のことであり、コーヒーを絶てば一週間で直る。ということは500回禁煙したみたいなジョークである。きょうはその1週間目である。なのですこし回復し、地下鉄、電車、バスのなかで最近送っていただいた磯崎新さんと山本理顕さんの本を読了する。ブログでも書こうかな。